介護業界でもITはもはや必須になってきている

最近では、FileMakerの開発者で介護業界に関わったことのある方を中心とした

『介護meets  FileMaker 』というイベントを定期的に開催しております。

(私はほとんど何もしていなくて、ほぼ参加者として学ばせてもらっています笑)

介護 meets FileMaker #3 みんなでわいわい集まって、介護データベースLIFEの追加に耐えうる設計「疎結合」を学ぼう!

 

そこでもお話にあがっていたのですが、

”介護保険の仕組みやローカルルールが複雑化してきていて、改正のたびにITが必須だなと感じている”

というようなことを最近ではよく聞くようになりました。

 

私の父も介護保険が始まったときにデイサービスを始めましたが、改正のたびにルールの複雑化や報酬の削減には悩まされているようです。

 

デイサービスの経営者さんや現場の方に、Kotobukiのようなものが必要だと感じた理由をお聞きすると、その多くが現場の負担軽減、利用者さんへのサービスの向上など、サービスの質を上げたいという想いが前面に出ていると感じます。

Kotobukiを導入することにより、ご利用者さんの情報が整理され、おひとりおひとりに合わせたケアができることを望んでおられる方が多いのではないでしょうか。

 

アレグロペンギンにお問い合わせくださる経営者さんは特に、介護に対してしっかりとした理想がある方が多いです。

 

一方で、ある介護業界とITの勉強会で聞いた話では、デイサービスをこれから起業しようとされている方は介護に対しては理念があるが、ビジネスモデルの構築や目標の設定がないままに想いが先行している方が多いそうです。

理想とする介護を実現するためにも事業を継続できる仕組みにしなければならないので、ビジネス的な視点や戦略は介護事業を経営する上でも必要です。

 

デイサービスを経営する上では、まずマーケティングのエッセンスをぜひ取り入れていただければと思っています。

デイサービスではご利用者さんがサービスに満足されていたとしても、ご逝去されたり自宅での介護が続けられない状態になることがあり、いつでも集客できる状態にしておく必要があるからです。

 

デイサービスと集客に関しては、私が細々とやっているYoutubeで「デイサービスは集客の仕組み化でもっと強くなれる」というタイトルでお話しています。

 

実はデイサービスでのIT活用でKotobukiが一番貢献できていると感じるところが、ご家族やケアマネージャーさんとの関係強化です。

デイサービスではひとりのご利用者さんに対してご家族やケアマネージャーさんなど、関わる人が多くいます。
そこを活かして、ご家族やケアマネージャーさんと適切に連絡をとり信頼を積み重ねていくことが、未来のご利用者さん獲得へと繋がっていきます。

これはCRMという手法を元にしています。

CRM Wikipediaより

 

サザエさんに出てくる三河屋のサブちゃんは「そろそろ醤油が切れたんじゃないですか〜」と良いタイミングで求めているものを出してきます。このような振る舞いがCRMの原点です。
サブちゃんはとても優秀でこれを多くのスタッフに求めるのは難しいですが、バックにITがあると多くのスタッフがサブちゃんのような振る舞いを再現することができます。

IT投資のリターンを最大化する戦略とは? コストカットは副産物

▲過去にも関連する記事を書いています。

 

介護保険の仕組みが複雑になってきて、これまで通りの質を担保しつつサービスを実施するために、というのが一番IT導入の入り口にはなっていますが、KotobukiのようにCRMとしての機能があると、結果として集客力の強化というところが一番価値が大きいのではないかと思います。

 

最後にデイサービスを経営されている方におすすめのマーケティング本をご紹介いたします。

 

▲昔に書かれた、マーケティングのバイブルと言われている本。基本的なことが書かれているけど、読み進めていくとどんどんアイデアが湧いてきて、面白いです。
デイサービスを経営している方はぜひここに書かれていることを少し自分に置き換えて試してみるだけでも、即効性がありそうです。

▲最近の本です。変化の激しい時代に新しいビジネスモデルを考えていく気持ちが湧いてきます。

 

これらを読んで自分の事業に当てはめてみると、次々とアイデアが浮かんでくると思います。
そのアイデアを実現する上で人力だけでは難しい部分、コンピューターに任せた方が良い部分が必ずあるはずです。

そこをすぐに形にしようと思ったときに、すぐに実践できるのがカスタマイズ性に優れているFileMakerで開発しているところのメリットです。